スウェーデン、イエテボリ大学研修①
こんにちは、勤務医の鈴木です。
先日スウェーデンのイエテボリ大学で研修をしてきました。イエテボリ大学は歯周病学、う蝕学の分野で著明な先生方が所属していて、現在も多くの論文が出されています。
今回論文抄読、インプラント治療のライブオペ、う蝕学、歯ブラシ工場の見学など行いました。
その中でインプラント周囲炎という病気についての講義がありました。
インプラントも人の歯と同じように歯周炎になります。ゆっくり進んで急に悪化するので重篤な状態で見つかることもあります。インプラントの10~15%が重篤な歯周炎にかかっているということです。インプラントの歯周炎が進むと大掛かりな処置が必要になってきます。よっていかに炎症の初期段階で発見できるか、日々のメインテナンスの重要さをより感じました。
当院でも治療理念や医療機器などスウェーデンのものを多く取り入れています。
その一つとしてエアフロ―というものがあります。水とパウダーを歯に噴射して汚れを落とすため従来のやり方より歯の負担や不快感が少なく施術できます。また4mm程の深さであれば歯周ポケットの中の汚れも落とすことができます。
終わった後はバイオフィルムが除去され歯の表面がツルツルした感じになります。
病気の原因となる細菌をきれいに落とせるため効果が高く予防先進国であるスウェーデンやスイスではよく用いられています。
必要に応じて使用の提案をさせてもらっています。
気になる方は気軽に声をおかけください。