スウェーデン、イエテボリ大学研修②
後半は虫歯に関する講義と歯ブラシ工場の見学でした。
スウェーデンでは1970年代まで虫歯であふれていました。その後国をあげた政策で80歳での残存本数21本まで歯を残すまでになりました。(2013年の調査)。
食事回数などの生活習慣を始め、歯磨き粉の量、歯磨きの時間、うがいの水の量に至るまで虫歯予防に効果があるありとあらゆる方法が研究されてきました。
また歯ブラシなどの口腔ケア用具も一役買っています。スウェーデンでは約8割の人達がTEPEという歯ブラシを使っています。これもまた毛先の硬さや長さ、毛量や柄の持ちやすさなど検証の元作られています。
実際に使ってみると磨き残しが少なくなったという方が多く、当院でも勧めています。
数十年かけて積み上げてきた知見を共有することで今の虫歯知らずの生活習慣を築き上げてきたとのことです。今回の研修でスウェーデンの人達の歯に関する意識の高さを改めて実感しました。
当院でも地域社会へ貢献できるように努めていきたいと思います。
歯科検診、クリーニング、歯ブラシに関する相談などお気軽にご相談ください。