救命講習会を受講しました。
新城歯科医院 院長の新城綾乃です。
ホームページをリニューアル致しました。
定期的に内容を更新させて頂きますので、お時間ある時にぜひ御覧下さい。
先日スタッフ全員で、那覇市の消防局が開催している救命講習会を受講しました。
(下のほうに写真を載せております)
2名の消防隊員の方に新城歯科医院に来て頂いて、交通事故、水難事故など、様々な場所や状況に合わせて、ロールプレイで、要救助者への対処方法を、実習をまじえながら、丁寧に教えて頂きました。
私自身、何度も、救急蘇生の講習会は参加していますが、忘れてしまっているところや、アップグレードされている点もあって、とても勉強になりました。
消防隊員の方のお話しによると、那覇市内に消防署は8ヶ所、救急車の台数は7台しかないそうです。
那覇市の人口おおよそ32万人に対して少なく感じますよね。
救急車の平均到着時間は9.4分といわれています。心停止から1分ごとに、救命率は7~10%下がります。大切な家族、友人はもちろん、命の危機にさらされている人に遭遇した時、誰もが気が動転して、焦ってしまいますよね。もしもの時に備えて、定期的に、トレーニングをすることはとても大切だと感じました。
救急隊員の方に教えて頂いたことをお伝えしますね。
救急の現場に遭遇した時に、まず大切なことは
①周囲の安全確保
②倒れている方の意識の確認
③意識がない又は緊急を要する状況である→まず119番通報→スピーカーにして、オペレーターに指示を仰ぎながら、対応します。
周りに人がいる状況であれば、助けをよんで手分けして救命活動を行います。手助けしてくれる方が知らない方であれば、例えば「白い服のあなた…」というふうに、その方の特徴を言って、「119番通報お願いします。」「眼鏡をかけているあなた、AEDを探してきて下さい」というような形で、その方を指さししながらお願いすると、スムーズとのことでした。
ちなみにAEDは、那覇市内のほとんどのコンビニに設置されているとのことです。その他、スーパー、学校、銀行、ジムにも設置していることが多いとのことでした。
当院にも、もちろん設置しておりますので、もしもの時にはお声かけ下さい。
呼吸がない場合は、平らな地面に、救助者を寝かせて、直ちに胸骨圧迫を開始します。乳頭の真ん中、胸の中央に、手の付け根をおいて、肘を伸ばして、まっすぐ垂直に、成人の場合は5㎝(単三乾電池1個分)、小児、乳児は胸の厚さの3分の1、胸が沈むくらいに、1分間に100~120回(もしもし亀よ亀さんよの歌のテンポがちょうどいいそうです。)のスピードで、呼吸を開始するまでは絶え間なく胸骨圧迫を行います。周りに人がいる場合は、1人だと疲れてしまうので、交代しながら、胸骨圧迫を行います。コロナ以降、感染のリスクを考慮して、感染防護具がない場合は、人工呼吸は推奨していないそうです。人工呼吸ができる場合は、胸骨圧迫30回+人工呼吸(1回1秒かけてふきこむ)を繰り返し行います。小児、乳児の場合は、人工呼吸を組み合わせることが望ましいとのことです。
日本医師会の推奨する救急蘇生法を下記に添付致します。お時間あれば、ぜひご参照下さい。
日本医師会 救急蘇生法 (med.or.jp)