インプラント歯周再生研究会
こんにちは。副院長の新城幸枝です。
先日、沖縄でインプラントの学会があり、ドクター3人で参加してまいりましたので、ブログに投稿させていただきます。
この学会は、福岡でご開業されている船越栄次先生が発足されたインプラント歯周再生研究会が主催で10年前から沖縄で開催されています。船越先生は、福岡で「歯医者が学びに来る」といわれる大きな歯科医院をされながら船越歯周病研究所という、歯周病学を学ぶ者にとって登竜門といえる勉強会を44年にわたって続けておられます。正に日本の歯周病学、インプラント学における権威でありパイオニアでいらっしゃる先生です。
今回の学会は「歯科界の権威が語る最新のインプラント、歯周再生療法」と題され、船越先生をはじめ、東京医科歯科大学名誉教授の和泉先生、明海大学教授の申先生、長崎大学教授の朝比奈先生、他各学会のトップの先生方が垣根を越えて一同に会し、最新の技術や器材、材料について講演してくださいました。
安全にインプラント治療を行うには、まずインプラントを支える歯周組織が健康でなければならず、適切な歯周治療がされていないとインプラントは長持ちしません。また、失った機能を回復するには失った組織の回復が必要となる事も多く、一本のインプラントを埋入するには様々な技術や知識がないと安全に治療を行う事はできません。
医学は日進月歩の世界であり、より良い治療を行うため、患者さんの希望を叶えるため、日々研究され進化しています。インプラントも私が学生の頃は教科書には載ってない治療法でした。つまり、歯科医になってからが勉強の本番であり、常に知識と技術のアップデートを続けていくことは良い医療を提供する為の必須事項であり、常にこういった勉強会に参加してドクター同士、スタッフ同士互いの知識や技術を高めるようにしています。
これは先代の院長であった父の教えであり、「歯医者は死ぬまで勉強だ」と言い、足繁く学びの場に通い、私達にはたくさんの学びのチャンスをくれました。謙虚に真摯に医学と向き合うその背中を見せてくれた父には本当に感謝しています。そして、私達もそんな父の意志を引き継いで、新城歯科へ来て下さる患者さんに望まれる治療ができるように日々勉強していきますので、治療に関して分からない事やご希望はどうぞ遠慮なさらず教えてください。
船越先生と、懇親会と学会会場でお写真とらせていただきました。船越先生は父と大学の同級生というご縁があり、私達にとっては雲の上のような先生ですがとても気さくに接してくださいます。歯科医師としてはもちろん、人間としても心から尊敬する先生です。私は今、船越先生のコースで勉強していますので、その様子をまたブログにアップしたいと思います!